理事長ごあいさつ 理事長 山崎 真哉
誰もが「なりたい自分」を
実現できる社会へ
「ふみだす」の前身である「ゆう企画」は、知的障がいをもつ子どもたちの親御さんが集まって生まれた団体です。“いつか自分たちがいなくなった後もずっと、親しみあるこの地で幸せに暮らしてほしい”———当時、他の施設で働きながら運営をサポートしていた私は、そんなひたむきな想いに突き動かされるようにして「ふみだす」を立ち上げました。
自分らしい生き方を選択する自由が、障がいによって奪われることがあってはいけない。誰もがあらゆる選択肢の中から、自分に合った生活を選べる世の中にしていきたい。そういった志を持った仲間に支えられながら、一歩ずつ歩んできました。
しかし、私たち支援者の力だけで理想の社会を実現することはできません。実現には、「欲しいものを買いに出かけたい」「外でいっぱい運動したい」「お友だちに会いに行きたい」など、障がいをもつ方々の歩みを見守り、支えてくださる地域の方々の存在が不可欠です。皆さんのご理解・ご協力を賜りながら、目の前の利用者さんとまっすぐ向き合い、どうしたら応えられるだろうかと考え続ける。地道な支援を積み重ね、誰もが自分の未来に希望が持てる社会を実現していくことが私たちの使命です。
ふみだすの基本理念
・障がいが重くても地域生活に「ふみだす」そのサポートをしていきます。
・一歩一歩着実に「ふみだす」ことで、今必要なサービスを展開していきます。
・利用者の皆さんの可能性を追求し、新しい自分、新しい人生を「ふみだす」力となります。
・利用者の皆さんと支援者が一緒に「ふみだす」ことで、良い人材を育てます。
・地域の方々と共生し、よりよい社会をつくります。
――そして未来へ「ふみだす」。
法人概要
運営主体 | 特定非営利活動法人ふみだす |
設立年 | 2014年4月1日 |
職員数 | 43名(正規職員11名、パート職員32名)※2022年7月時点 |
事業内容 | 居宅介護事業、行動援護事業、移動支援事業、福祉有償運送事業、共同生活援助事業、短期入所事業、日中短期入所事業 |
法人沿革
2004年 | 知的障がいの子どもを育てる親が集まり、親亡き後も地域で安心して暮らせるように、また地域社会を支える仕組みを作るためにと、任意団体「ゆう企画」を設立 |
2008年 | 宿泊体験を開始 |
2009年 | 任意団体からステップアップすべくNPO法人格を取得。法人名を「NPO法人ゆう 企画」として障がい者の宿泊体験を始め、事業を展開する。 |
2013年12月 | 保護者のみの運営に限界を感じ、専任スタッフ確保、法定事業取得、今後の展開を話し合う中で、法人名を変更して新たなステップアップを図る。「NPO法人ふみだす」 |
2014年 | 「ヘルパーステーションふみだす」開設。移動支援事業、居宅介護事業、福祉有償運送事業を展開。 |
2018年4月 | 「グループホームつながる」開設。共同生活援助事業を展開。 |
2019年3月 | 「ショートステイつながる」開設。短期入所事業、日中短期入所事業を展開。 |
2020年4月 | 行動援護事業を展開 |
2021年4月 | 「グループホームみらくる」開設。共同生活援助事業を展開。 |
2021年7月 | 「ショートステイみらくる」開設。短期入所事業、日中短期入所事業を展開。 |
2022年11⽉ | ⽣活介護「頂」開設。⽣活介護事業を展開。 |